今回は、iDeCoの「資産配分」について、解説していきます。iDeCoを申込するときに1つのハードルがあって、それの1つがこの「資産配分」になります。投資信託を買ったことがない人がiDeCoを始めるにあたって、商品の知識がない中、この配分を考ええるのは本当に大変なことかもしれませんが、簡単な選び方のアドバイスを含めて書いていきます。
目次
1.再度、流れをおさらいしておきましょう。
iDeCoは簡単に言えば3ステップ。
1.拠出
2.iDeCo口座に入って
3.運用
というシンプルな流れでできています。
2.拠出の後に資産配分の設定が反映されてiDeCo口座に入金される
下の図でいうと、銀行からお金が引き落とされてここで、自分が指定した資産に配分されて、iDeCo口座に定期預金や投資信託として入金されていきます。
文字通り、資産を配分してくれること、これを資産配分といいます。金融機関によっては呼び方が異なることもあります。
3.パーセンテージで指定することを覚えておこう
資産配分の設定はとっても簡単。パーセンテージで配分を指定していきます。1桁からの指定が可能で、最後に調整するための投資信託を指定する金融機関も多いです。
パーセンテージで指定する場合にはあまり細かくしすぎると数百円単位で積み立てされることになり、資産の増減がわかりにくいこともあります。出来れば10%~くらいからの指定にした方がいいと思います。
4.投資信託の選び方は難しい?
資産は大きく分けて6つに分かれます(こういうのをアセットと言います)。6つというのは、以下の〇のところが5つ。元本保証がある商品が1つです。というのは皆さんわかっていても多くの投資信託の中から商品を選ぶのは難しいと感じますよね。
5.初心者でよくつまずくのは、投資信託=損という考えがあること
投資信託は損をしたという人が多く、金融機関の手数料も高いと聞きます。
インスタやwebでよく読みますね。一理あるとは思いますが、私も10年ほど投資信託を運用してきましたがその中で感じたのは、まず損をしたことがあまりないという認識です。後に出てくる管理画面はマイナス表記の資産があります。
このマイナスがある商品は通常「含み損」と言うのですが、私はマイナスになっても売却にしない限り、運用でプラスになるまで待っていればいいという認識をしています。
6.投資信託の利益は画面で確認できる。
先ほど書いたように、投資信託も株式と同じように上がったり、下がったりしているので、商品の損益をまずは観察してみてもらいたいと思います。
下記のようにちょっとずつ分配して、数か月値動きを見ると、貯金よりも投資信託を選びたくなると思います。おススメですので、ぜひ、悩んでいる方はやってみてください。
また、マイナスの商品は本来は多く買える商品ということがわかるのです。逆にプラスの商品は利益確定のサインですね。
こういうタイミングを計るのにも、マイナスやプラスはたまにチェックしておくといいと思います。
7.配分指定は無料でできる。一度設定したら変更しない限りはそのまま同じ配分
資産配分の指定は無料で変更ができます。また、一度設定したらずっとその配分でiDeCoに入金されていきます。変更は何度でもできますが、月に1度しか拠出はないので、おのずと月に1度ということにはなります。
この、円で決まった価格で定期的に投資商品を購入していくことをドルコスト平均法と言います。
8.金融機関選びに迷ったときには?
金融機関選び迷ったときには、手数料が安く、投資商品のラインナップがいい金融機関をお勧めしています。
先日、日本のDC導入をとある老舗銀行で初めてやっていたという方と話をする機会があって、やっぱりSBIですよねという話になりました。私自身も今まで3つの金融機関でこの確定拠出を経験してきましたが、手数料の安さと投資商品の充実度、多すぎず少なすぎずいい商品が揃っているのはSBI証券だと実感しています。
最近企業さんのDC制度の導入に関わっていますが、やはりSBIの商品を真っ先にお勧めしています。もしよろしければ、この機会に考えてみてはいかがでしょうか?金融機関の変更も可能になります。
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