こどもの「なぜ?」を学びに変える 絵本の紹介

子供との話の中で「なんで?」「なぜ?」と聞かれる時があります。

子育ての日常では、よくある光景ですね。

 

こんな時、私の家では子供が自発的に考えて自分の手で解決していけるように心がけています。

 

質問内容は、親として答えられることから、答えられないことまで、さまざまな質問が飛んできます。

私は、簡単な内容なら、「自分で調べてね」「一緒に調べてみようか」と声を掛けますが

 

 

自分も分からない内容の時は、

「ママも分からない、いいところに気づいたね!!」と褒めます。

 

それから書籍やテレビ番組などで探して一緒に学ぶことにしています。

今日は、インスタ(F.labo @shinoo818)にUPした内容で

子供からの疑問と、おススメ書籍(絵本)を紹介していきます。

 

また子供の疑問や興味のあることは夫婦で共有して、

旦那も同じようにアンテナを常に張ってくれています。言わなくても色々な資料やテレビ番組(ドキュメンタリー)を探してくれます。

家族団らんの時間はそういうテレビを見たり、話をしたりしています。

ドキュメンタリーを見るのは私も好きで、いろいろなことを学びながら家族でディスカッションできたりと、いいことがたくさんあります。

 

1.なぜ自然にあるものは丸いものが多いのか?

なぜまるい? (たくさんのふしぎ傑作集) 1992/10/1

 

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amazonでも取り扱いがあるようです。

この本は、身の回りにあるものから、自然にある、「まるいもの」が、なぜまるい形をしているのか解説してる本です。

実験をもとに、なぜ「まる」の形がいいのかを、子供が分かるように解説してくれます。

 

まるいものって、当たり前だと思っていました、ですが、確かに

果物も、自然にできたものも、その多くが丸い形をしているのですね、不思議ですね。

 

子供が1人で読むには小学3年生くらいからがおススメですが、年長さんくらいから親が読んであげても理解できる内容になっています。

 

普段、当たり前だと思っていたことがある時「あたりまえじゃない」事に気づけるおススメの本です。

2.なぜ太陽の光に当たるとあたたかくなるのか、温度の基準って誰が決めたの?

都筑 卓司 文 / 勝又 進 絵

1998/11/01/

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温度がどうやって決められたのか?何で水が冷たくなったり暖かくなったりするのか。

気体に変わったり、氷に変わったりする水がどうしてそうなるのか?といった内容を解説してくれる本です。

 

一度は、水の疑問に子供から「なぜ?」と聞かれたことはありませんか?

氷と水の違いや、沸騰して水蒸気になる過程をなぜそうなるのか、と説明できますか?

 

この絵本は中学年からおススメとは書いてありますが、年長くらいから読み聞かせできる内容になっています。

3.月は地球の衛星、地球の引力の影響を受けているのに落ちてこないのか?

重さと力 科学するってどんなこと?2010/04/1

池内 了 文 / スズキ コージ 絵

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中学校くらいで習う、「引力」の話。引力があるから物が落ちるなんて、当たり前でしょ??

と考えてしまいますが、当たり前を違う視点で見ながら解説してくれる内容になっています。

 

今の文明を切り開いてきた科学者たちが、どんなことを考え、どんなふうに未来を切り開いてきたのか、

そんな視点で読むと面白いですし、子供の想像力を膨らませてくれる内容になっています。

4.ほかにもこんな本もおススメです。

ビジュアル大百科 元素と周期表

少しくらい難しい本でも、見ていて、おもしろい!楽しい!と思える本は家に置いてあります。この本もその1つです。

本を開くと、元素の特性や、その元素が何に使われているかが写真で掲載されています。

 

今の世代はネット検索が中心ですが、図鑑は自分の興味以外の分野を広げてくれるツールだと思って、子供と見ています。

ポケット図鑑

近くのビオトープに出かけるときに、息子がカバンに入れて持っていく1冊です。

 

私は、小学校の時に市の自然調査員だったので、

市から何冊か、ポケット図鑑をいただいて頻繁に使っていました。子供の時に使ってよかった本の一冊です。

 

知っている昆虫や草花はありますが、実際にその場で調べることは

色々なことに気づかされます。本当にこの種類なのか?どんな特徴があるのか?などですね。

 

とはいえ、子供が花を見ながら調べている姿はあまり見ませんが、

ビオトープに来ている大人と一緒に本を広げながら盛り上がっています。

 

手軽なこのサイズは家でも読みやすく、シリーズでいくつか持っています。

 

本がボロボロになるくらいまで使ってほしいと思っています。

5.なぜ?なぜ?の 答えが必ずしも合っていなくてもいい。

親として、「正確な情報を、間違ったことは覚えたらいけない、」なんて思っている方は多いと思います。でも私は間違っていてもいいと思っています。

 

子供がおかしな仮説を立てて話してくれたり、会話の中でおかしなことをいっぱい言っているのを聞きます。

小学校中学年くらいまでは、正確なことを教えるよりも、考えるチカラを伸ばしてあげる時期だと思っています。

 

一生懸命考えた意見を「間違っている」と言われたら?

子供は考えるのをやめてしまうのではないでしょうか。

 

子供の時期は頭の中で考えて仮説を立てたり、想像力を膨らませてアウトプットしたいもの。

なので、なぜ?と言われたときはチャンスだと思っています。

「どう思う?」と問いかけてもいいでしょうし、

 

私は、「どうしたらこの話題を広げられるか」と考えて

その場その場で、どうしようか?どうやって調べる?と返しています。

 

ドラえもんの映画(のび太の月面探査記)にもありましたが、今の文明を豊かにしてきたのは、

みんなが思っている「定説」ではなく、「仮説」を立てられる人が居たからなのです。

 

みんなと違った意見を言えることはこれからの時代、大切なことだと思います。

いかがでしたでしょうか。お子様も1人1人違っているので、

興味のあることを掘り下げて、本を探してみる、

ちょっと難しいかもしれないけど、専門書を読んであげる、

アウトプットをする方法を考えてみる。色々なことができると思います。

是非一緒に子育ても、勉強も楽しんでいきましょう!

 

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