0点の答案を持って帰ってきた我が家ののびたくん。せっかくなので、昔読んだ本の行動心理学を応用したら、彼が100点を取れるのか、母、実験してみました。
昨日も見つけた0点の答案用紙
目次
1.行動心理学で何をするのか?
さて、行動心理学では、報酬を与えて何かをすることを繰り返すと、その報酬がなくなった時にその行動自体に興味を示さなくなる。という内容のものがあります。ということは、報酬を与えなくなったらまた息子のテストの点数は悪くなるということです。
ここでは、まず100点というところを報酬の目標にします。報酬があると動機づけになることを利用しています。
私の考えた実験内容
①のびたくんは、今ゲームがほしい=お金を貯めたい
②のびたくんはお金が貯めたいので、テストで100点を取ったらお小遣いを与える指令を出す
③お小遣いはちょっと高めに設定して1,000円=テスト100点を1枚
④ゲームを買う目的を達成したら、テスト=お小遣いをきっぱりやめる
お小遣い、高すぎだとは思いますが、習い事は1つしか通わせてないのでこのくらいなら全く問題ないと思ってしまうダメ親です。
2.はじめて2日目…
さて、効果は…てきめんでした。すぐに100点のテストを持って帰ってきました。
母として分析します。
息子は勉強ができないのではなくて、勉強はできるということです。
当たり前なんですが、大事なことだと思います。実験の趣旨は息子にきちんと話そうと思っています。それでもお小遣いをやめて、テストの点数が下がるかどうか。ちょっと楽しみです。
ちなみに、今まで何かの対価にお小遣いをあげることは極力したくなかったのです。理由は今まで書いたように、お小遣いをなくしたらやる気がなくなってしまうことが懸念されるからです。
目的=おこづかい は良くないと思うのです。
目的=自分のやりたいことや目標 でないといけません。
お手伝いもそう。何かをあげるのではなく、気付いてやってくれた時に感謝します。
これをしたら、誰かが喜んでくれる、役に立つといった気持ちを大切にしたいです。
うちの子たち、よく気づいてお手伝いしてくれます。それに、親としてはそういうことに1つ1つ気付いてくれることが嬉しいです。
3.0点のインパクトは大きい。
さて、SNSで0点答案を出して、私のブログを見てくださった方は約400人。今までのストーリーの中でダントツでした。それほどまでに、0点というのはインパクトがあるんだなと感じたのと、
それと同時に、点数で何かを判断するということが当たり前の社会になっていることにも少し疑問を持ちました。私もその点数で息子を判断した1人です。
4.じつは、息子からこんな告白があった昨晩
「テストで0点をとるのは嫌だと思っている」と急に息子が話し始めました。自分でテストができなかったことを分かっていて、次は取りたくないと思っていること。そういうことをきちんと考えているようでした。
この、きちんと自分で考えることができている時点で、もう点数はどうでも良くなってきたんですが、100点のテストを持ってきたこと、に喜んでしまった私です。
5.あまりにも一瞬一瞬にクローズアップしすぎる、テストの点
例えば、人生を思い返した時に、テストの点数ってそんなに大切なものだったかな?と思います。小学校2年生の時のテストの点数なんてあんまり覚えていません。
それに、人生の中でどんな勉強が自分にとって一番身になっているかと思えば、「パソコン」「ネットワーク」「お金」「ファイナンシャル系」ですかね。一番ワクワクするのは「自然のこと」ですね。小学校で勉強しているのは基礎になるから、国語も本を読むうえでは大切ですし、計算もどうやったら計算できるか?を考える上ではとても大切だと思います。社会も、理科や音楽も図工も大切だと思います。
1つ1つ大切なことではあるし、もしかしたら理解度を図るためのテストなのかもしれないけれど
それでもテストの点数だけに目を向けたら?それはほんの一瞬の出来事に過ぎないと思えるのです。
もっと大きなスパンで物事を見る目線を持たなくてはいけない時代なのかもしれません。
5.勉強は何のためにするのか。
勉強は「自分のためにすること」我が家ののびたくんはそう話してくれます。小学校に上がる前に子供向けのマネーセミナーに何度か一緒に行き、どうして勉強するのかを学びました。
それから、私は、学校で教わることだけが勉強ではなく、自分で学びたいと思ったことを学ぶことも大切だと伝えています。息子はそれを理解していて毎日自分で遊びながら実験を考えてどうなるか?どんな動きをするのか、毎日毎日調べたりしています。
最近は算数で習った1Lと、mlと、dLをお風呂で試したり、水を使った実験が好きなので、表面張力の実験をペットボトルでお風呂で実験したり、
電気の実験をしたりと、多彩です。どれも自分で思いついて、結果を見せたり話してくれます。ベランダで育てている綿花もその1つです。また実験の様子も紹介したいです。
いつか息子が今作ってUPしているHPも紹介できたらと思っています。
もちろん、ずっと実験とか勉強しているわけでなく、スマホを見たり、テレビを見たりもしています。
6.動機づけに失敗した親の私が反省しなくてはいけないこと
結局、勉強に対しては小学校から6年以上になること、長い目で付き合っていかなくてはいけないので、なぜ勉強?と、今その勉強をやらなきゃいけない、という動機があいまいになってくるのかな?と感じます。
小学校という迷路に迷い込んで、遠くに光は見えるけれども、ずっとたどり着かない。それでも光を目指しているのは明確なのに、今はずっと暗い。
動機づけをしなくても、もっと勉強に集中できる環境を親としてもっと考えるべきか(塾や習い事)、それとも大きな目線でとらえて、彼のペースに合わせてゆっくり見ていくか。
今、テストの点数にクローズアップしすぎたなと反省をしました。何か、出口まで行くために照らせる街頭のような存在に親としてなってあげれたらいいのに。と思いながら、答えの見えない迷路に一緒に迷い込んでいる私でした。
のびたくん日記、また書きますね。
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