発達障害かもしれないと言われてからのこと

息子が保育園の年長のとき、保育園から市のソーシャルワーカーさんに相談した方がいいと言われました。簡単に言えば「発達障害かもしれないということ」

それから、現在小学校2年生になる息子と、どのようにして付き合ってきたかを書きます。

1.小学校入学までの面談

ソーシャルワーカーさんとの面談は8回くらいに及びました。息子の保育園でのこと、特徴や、性格、普段の行動などを含めてヒアリングや、息子を見てもらいます。その内容に従って保育園と、市のソーシャルワーカーさん2人と話をします。

 

ソーシャルワーカーさんは1人は子育て支援の専門の方。1人は小学校の校長先生だった方が専門の資格を持ち、子供の特性などを考えてどうするかを一緒に考えてくれます。保育園から小学校に、子供の特性や対応などを伝えてくれて子供ができるだけ学校になじめるように担任の先生につないでくれます。

【相談の流れ】

2.発達障害を認定するか、しないのか

何度かソーシャルワーカーの方と面談をして、まず決めなくてはいけないのが障害認定をするかどうか。病院の先生に面談をお願いして、発達障害と認定してもらうかどうか。

 

認定は親が選ぶものなんだな。と初めて知りました。わが子の発達障害はグレーゾーンなのでこういう判断になるのだとは思います。

それからソーシャルワーカーさんから障害認定をすると放課後デイに通えるようになります。ということを聞きました。

 

放課後デイでは対人関係のトレーニングをしてくれますが、それでもきちんとした放課後デイは限られていて定員がいっぱいとのこと。多くの放課後デイはきちんとしてないところもあって、あまりお勧めできないということでした。

 

障害認定だけして、どこでもいいから放課後デイサービスに入れて子供を見てもらう。それが何が息子の役に立つのだろう?そんな疑問が自分の中にあったので、

そういう専門書や専門のトレーニング教材を買って自分で判断していくことにしました。もちろん障害認定もしません、必要を感じたら再度相談をしながら決めていきたいと思っています。

3.1年生になってから

小学校では個別の指導計画というものを作成してくれます。これは支援が必要な生徒に対して、担任の先生が少しだけ特別扱いをしてくれるというもの。

どんなに良くても、悪くても、「特別扱い」をしてくれます。担任の先生との面談は小学校の行事関連を抜いて個別に3回ほど。あまり悪いところの指摘は無く周りの子も似たり寄ったりなので1年生を無事に過ごしていますということと、何かあったときは連絡をくださったりします。

 

私はフルタイム勤務だったので、子供は学童で過ごしていましたが、トラブルというより、ガキ大将のような子に毎日標的にされるトラブル以外は特に問題がありませんでした。他の子と比べておっとりしている息子は、やり返したりもしないので標的にされやすいということでした。これもできるだけ学童の指導員さんに気を付けてもらうようにしました。

 

行事を見に行っても、特に他の子と大差なく息子らしく1つ1つ取り組んでいましたし、学校のテストも点数に波があるけれど、理解はしているようでした。

4.家では息子の興味のあることを中心に

家では息子が好きな自然や工作やモノづくりを中心にして、パソコンのことや、プログラミングや、折り紙、絵を書いたりを中心に遊びながら学びました。特別なことはブログを作ったことくらい。あとはとっても簡単にパソコンで遊んだりして身につけることを中心にしています。

5.2年生になってから

息子も授業についていけているし、同じような子もクラスに何人かいる。個別の支援計画をこのまま続けていくかどうするか悩んでいたので、そのまま担任の先生に相談をしました。

 

先生も気にかけてくださり面談の時には続けた方がいいということで、個別の支援計画を続けることにしました。

息子の注意不足なども踏まえて先生も特別に声掛けしたり、席を前にしたりしたいということ。私からしたら熱心に一緒に考えてくれる先生がいる環境はとても心強いと思っています。

6.1年間のうちに起った息子の変化

自分に時間が取れる時はほとんど、息子のために色々してあげていることが多いです。パソコンや本や遊びなど。下の子は要領よくすぐに色々なことを理解してくれるのでとても扱いやすく、兄のことも理解してくれています。兄が優先なのは理解しているので兄に色々と合わせてくれます。

 

1年間一緒に図鑑を見て勉強したり、自然で学んだりすることで、観察力がついたり、当たり前の中のちょっと違う変化に気付くことができるようになってきました。

 

大人でも気付くのが難しいことにすぐ気付くことができます。この力は大人になっても重宝するんじゃないかと思っています。

7.母として自分の変化

息子と一緒にいることが多いので、息子の苦手なこと、得意なことがよく理解できるようになってきました。根気よく何かを続けることは苦手なようです。ただし自分の興味のあることに関してはトイレにもいかずに集中していることもあります。

 

息子は何度も声掛けしないと分からないし動かないので、私でないと付き合いきれないと思います。娘が生まれてから子育てってこんなに楽なんだと思えるくらい、息子に付き合うのが大変なのは実感しています。

 

きっと同じような境遇のお母さんがいたら、本当に大変なことを分かってあげられるんだろうな~なんて思ったり。とにかく自分のせいで子供がこんなふうとか、そういうわけではなくて、少なくとも持って生まれた性格や能力には差があるということを知っておいた方がいいと思います。

お母さんの育て方が悪いのではないので、自分を責めないように。私も長年そういうことで悩んで苦しんできました。息子が小さいころも相談相手が居なくて本当に大変でした。

 

でも、最低限お子さんのことをあきらめずにしっかり見守ってあげてください。

 

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