未来を考える

15年前の大学時代、文系ながらも、当時の物理学会の会長(坂東先生)の先生のゼミ長をしていたり、当時まだ有名ではなかったですが武田教授(名古屋大学)のゼミと共同授業をしたりと、いろいろな学びをしていました。核融合の燃料ヘリウム3を使った宇宙ビジネスの構想をレポートにまとめたこともあります。

それから15年。あの時学んだ未来が今実際に起こっていて、こういう記事はすごくネガティブなのですが、自分のこれから迎えるであろう子供たちの未来がとても不安なことを書いておきます。

1.15年前に学んだ、「今」の未来

当時私は物理学の先生の授業補助員をしていたので(内容は自然科学)そういう授業は何度も受講した経緯があります。大学のバイトという名目ではありますが、本当に一番の学びがあった授業だと思っています。

~地球は今寒冷期だから、これから温かくなるのは必然~

温暖化自体で温かくならなくても、どんどん温かくなる時期なのだということ。

そして、温暖化で一番怖いことは、温かくなることではなく、

~急激な温度の上昇が発生したことによる、地球の気候の変化で災害が頻発する~

ということでした。先生はその時10年後といっていましたが、その通りの10年後になったと感じています。その話もあり、私は持ち家はマンションの上層階と決めていました。

2.大切なのはインプット、アウトプット

節約も家計もそうですが、必ず入るものがあれば出るものもある。

input  → □ →output

この図式を考えることはとても大切で、環境問題、人間のこともすべてそうだと思っています。例えば燃料電池の発明はとてもいいことだけれども、捨てる時にきちんと捨てなければ公害になったりする。そういう最後まで考えることの大切さを教えてくれる、図です。

地球温暖化のために、電気自動車に乗るのが本当にいいことなのか?

結局電気を作るためには石油を燃やして発電をしていたりします。そういう根本的なところからきちんと考えていく必要があります。石油に関する議論は後にも書いています。

3.今地球で何が起こっているかは正確にわからない。

アメリカの化学や自然に関する番組をたまに見たりします。子供の本も、どんどん内容がアップデートされているので、最新のものを見るようにしています。ネットの情報は古かったりします。

先ほど地球は温暖化していると書きましたが、本当のところは温暖化しているのか、寒冷化しているのかはよくわからないのです。

そして、木や海洋生物が大量に酸素を出しているので、人間が温室効果ガスを増やすこともいいのか悪いのか全く分からず。太陽が活動を弱めていたとしたら、どちらかといえば温室効果ガスで地球の温度を保っていた方がいいと思うのです。日本でバナナが大量に採れるようになったらそれはそれでいいですが、温かい国になったことで知らない疫病が流行ったりするかもしれません。

石油は大昔の木や動物の死骸などからできていることを考えたら、インプットアウトプットで考えれば、いくら使っても問題になることもないと思うのです。そういう風に考えると、本当に環境問題って難しい。

4.地球の歴史の中で滅びていった人類以外の文明はきっとあったはず

人類の歴史は地球の歴史に比べたら一瞬のものです。だんだんこういう歴史だったとひも解いて図鑑には載っていたりしますが、本当にその歴史が正しいのかどうかは誰一人知りません。

もしかしたら今の人類のように発展した生物の文明があったかもしれないと私は思っています。ちょっとワクワクします。

私たちの文明は、この数億年で作り出されたもの。明日隕石がぶつかって人類が消滅したり。そんなこともあり得ると考えている方が無難ではないかと思います。

特に産業技術の改革が始まってからは本当に200年ほどで一気に世界が発達したので、1億年くらいかけて生物が進化し、二足歩行をはじめて文明が築かれてから数百年あったら高度な文明が築けることを考えていると、あながちおかしくないと思うのです。

5.こどもたちの未来はどうなる?

今の子供たちの未来はあと10年後くらいですね。簡単に日本で考えると、毎年台風が来る、地震が来る。災害対応だけでも大変なのに、今のインフラは全体的に老朽化してきていて、台風などの災害にも何度かあっているので、とても脆弱。街では台風で斜めになった電柱をいっぱい見ることができます。

家に関してもそう。日本の製品作りはいいものと思われていますが、前提条件は〇年持つことを想定されている、「耐用年数」というものがある。なので定期的にメンテナンスしていなければいつかはもろくなっていきます。日本の製品のほとんどは電気に頼っているため、トイレも、マンションの鍵も電気ありきなのが、停電時に大変だと思う1つの悩み事です。電気が無ければマンションは水も出ませんし、エレベーターも動きません。

日本のインフラ作りは、過去の雨量〇〇ミリを想定して作っているものがほとんどで、想定外をあまりしていません。なので、今の風水害に必ず耐えられるものではないのが現状。

多くの雨が降り、地震で津波が来て、それでも大丈夫な家や土地がどのくらいあるでしょうか。島国ですし、平坦な土地の少ない日本でかなり少ないように思います。

そういう繰り返しで、日本のインフラはかなり脆弱になってきていることが考えられます。子供たちは老人でいっぱいの日本、すべてが老朽化していく、風水害に弱い日本で何とか生きていくのでしょうか?

そう考えるだけでもゾッとします。

また、日本は火山が活発な場所。「鬼界カルデラ」や、「活火山の富士山」を考えても日本の中で安全な場所は無いような気がしてきます。それに老朽化している原発も本当に怖い存在です。

あと何年日本がもつかはわかりませんが、日本で生きて行くことに不安がかなりあります。責任ばかり後回しにしてinputばかりしてきた代償を子供たちがoutputでしりぬぐいする。

なんともかわいそうな未来を思い描いてしまいます。

6.何をしてもどうにもならない事もあることも

例えば過去の歴史を見て、災害があった場所などには住まない。土地探しの時点でもハザードマップを参考にする。

そうすれば、もしかしたら最低限の災害から身を守ることはできるかもしれません。でも想定外というのは必ず起こるもの。今までの歴史に学ぶこともできますが、本当にその通りにもならないですし、どんな備えをしていても、どうにもならないこともあるのです。

自分でも腑に落ちない結論ですが、想定外は必ずあって、なすすべがほとんどないのですが。

今の子供たちの未来になるべく明るい未来を残せるように心がけたいものです。

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