副業をしていてIT系の知識がとても役立っていると感じます。どんな知識を学んだら副業で役立てるのか。難しいところではあるのですが、仕事をするうえで大切な要素とともにまとめてみました
1.ITの知識とはいえ、多岐にわたる
ITって何でしょう。インフォメーションテクノロジーの略だとは思うのですが、私が思うにパソコンを通して何かできたりすること。
個人的な見解なので間違っていることもあると思いますが、こんな感じの分野があります。
◇インフラ関連(ネットワーク設計、ネットワーク工事、サーバー構築、サーバー管理など)
◇アプリ、システム関係(アプリ開発、プログラミング、データベース)
◇ロボットの制作関係
◇HP、web関連(これはアプリの方に入るかもしれません)
他にも、ワード、エクセル、パワーポイントなどのスペシャリストみたいな分野に居る人もいるかもしれません
2.勉強して身に付きますか?
これは一概にできるとも、できないとも言えません。私の場合だけで言いますと、ネットワークインフラの世界に約10年居まして、事務からSEと営業、さらには弱電系の工事の知識を身につけました。
役に立っているかと言えば、知識はあまり役に立たないのですが、問題解決能力は身に付きました。それからサーバーやNASの管理方法や資料の作り方のスキル、メールのやり取りなど、身についてきた知識は多岐にわたります。
勉強をしたら身にはつきます。次に書いていますがそれが稼ぎにつながるかどうかはまた別の話。
3.勉強したからといって、儲かるわけではない。
ワードやエクセル、パワーポイントも自分で学んで知識は付けれると思いますが、実践的に使えるかどうかは別の話だと思います。
例えば、エクセルのフォーマットを作るとなって、ものにもよりますが、だいたい30分~1時間以内に完成させないと時給の面でメリットが出てこないと感じるのです。パソコンを触ったことのない方が、勉強をしたからといって、すぐにいい仕事ができるわけもなく。
これを作ってください、1本3,000円でと依頼が来て、(もちろん間違えの無いもの、見た目の問題、印刷の出来上がりの問題)などなどクリアしていかなければいけない問題が多く出てきます。
クライアントさんも、初心者とわかって注文するならそれなりに単価は下がってくると思います。それから、ミスが多い場合は個人だともう頼まれなくなるというリスクも。
質問の仕方、仕事の整理の仕方、メールのやり取りの方法や、メッセンジャーやLINEでの対応、ZOOM会議と、当たり前に対応していくことが求められます。越えなくてはいけない壁が多く、「パソコン使えます」という方が始めるには、挫折する要素が多くあると思います。
4.何から始めたらいいか
一番手っ取り早いのが、ホームページを自分で作るところから始めるのがいいと思います。私は書いていませんが、ワードプレスというサイトを立ち上げるのが世間でいう「スタンダード」になります。
このホームページは自分のスキルを知ってもらうためにもとても有利なものになります。そういう内容や文章で判断して頼んでくれるお客様も多いのです。
ブログ自体は1,000記事くらい書けるようになって、やっとアフェリエイト報酬が発生してきます。このくらい書いたら文章力も上がってきますし、ライター業もできるようになると思います。ただし、今ライターさんはとても多く、フリーでやっているライターさんは1記事3,000円~というのをよく聞きます。
それで継続的に注文を獲得するには、そのジャンルの専門家にならなければいけないし、コンスタントに1記事を3000円で書くのは、正直私でもやりたくない仕事ではあります。毎日自分のブログ書くだけでも大変ですから。
そうやって、少しずつスキルを向上させていくようになると、自然に仕事が増えてくると思います。
5.石の上には10年
「石の上には10年」は自論なのですが、だいたい何かを軌道にのせようと思ったときにかかる時間は10年位かかるのではないかと感じています。
その1日3000円の苦痛のある仕事をずっと何年もやっていく覚悟があるか。自分のホームページを立ち上げて、なんとか1,000記事くらい頑張って書いて(ここまでで2年くらいはかかると思います)
ホームページを書きながら、ライター業もやってみる。私は1年でまだ70記事(笑)
そんなイメージですね。本当に今はyoutuberだって、狭き門です。1本1万になる仕事だったらまだいい方で。動画編集1日したって5,000円。それでも大変だけどできる方だけ残っていきます。
6.近道はないけれど、ずっと自分がその仕事をやっていけるかが一番の問題点
今までに書いたように、勉強しようと思えばいくらでも自分でできることはあります。ホームページを作らなくても、自宅で仕事をやろうと思ったら、アプリ開発をしてみるのも1つの方法かもしれません。1つ出来たらそこからまた新たな道が開けるのではないかと思います。
失敗しても諦めなくて儲からなくても継続していたらいつかは儲かるようになるのですが、そこは本当に人それぞれで。
どの知識も簡単ならライバルも多い。難しければ自分で攻略するのに時間がかかる。スキルを身につける学校はいい値段がします。近道なんてないけれど、本当に自分がその分野が好きでやっていけるか。そこが一番の分かれ道になります。
7.金融×ITという働き方
転職前は3年間、金融業に居ました。保険という分野ですが資格も取ってセミナーやライフプランのアドバイスなどをしてきた知識が、今になって役立っています。
金融業の方の多くはパワーポイントを作るのが苦手だったり、エクセルを使うのが苦手だったり。そういう方が多くいらっしゃいます。例えば仕事を頼まれたときに専門用語がきちんとわかっていて、それが一般の方向けの資料だったら、わかりやすく修正したり、その用語が間違っているのか、合っているのかが分かることも大切です。
例えばですが
拠出限度額54000円 と書いてあったとします。これが本当に合っているのか、間違っているのかの判断も付くので、依頼した側の方は、まったく知識を持っていない人に依頼するよりは安心感があります(ちなみに54000円でも正解。)何度も頼まれて作るのと、インスタとホームページを継続することで自分のスキルが徐々に上がり、いいものができるようになります。
そうやって継続している人と、今から始める人とは雲泥の差があります、でもやっていくというのならまだまだ広がる世界ではあると思っています。
今からIT系の知識を身につけて仕事をしようと思う方は、ホームページ+得意分野+勉強+営業活動をしながら、どんなことができるのか探ってみるといいと思います。
営業と書きましたが、自分で営業ができないと仕事もできません。例えばそういう副業系のサイトに出すにしてもきちんと売れなければ稼げないのです。顔が見えている方がいいという方はきちんと異業種交流などで話ができるように。継続的に自分のスキルを磨くことも大切だと思います。
8.一攫千金ではなく、継続的に働くということを意識して
アフェリエイトをする方やyoutubeをする方は多いけれど、一時的に儲かってそれで、儲かりましたというビジネスモデルはあまりお勧めしません。
例えばグーグルアドセンスなら、グーグル側で制限がかかったりします。アフェリエイトの会社もルールなどにより、使えなくなることもあります。
youtubeも同じで炎上して何か違反があればそこでもう収入が断ち切られます。インスタも、そうです。
そのビジネスが途切れても自分はきちんと稼げるだけのスキルと経験値を持っているか。もしもそれがダメになってもきちんとリアルで仕事を頼んでくれる会社があるか。
そういうことをきちんと意識して仕事をしていくのは大切なことだと思います。今だけの一過性でなく、継続的にに稼げる仕組みづくりを。
これは記事を書きながら一番伝えたいと思ったことです。
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